昨日、ようやく日差しが顔を出した。久しぶりに気持ちのいい一日になると思ったのも束の間、夕方にはまた雨が落ちてきた。四国や九州では今なお深刻な水不足だというのに、ここ中之条では、延々と不順な雨模様が続いている。
それでも、田んぼは季節を裏切らない。いまや一面が黄金色だ。好天を合図に、周辺でもいよいよ稲刈りが始まった。
我が家の田んぼも、端の一角に少し倒伏が見られるものの、稲は思っていた以上にしっかり育ってくれた。
そして本日、思い切って落水を決めた。およそ10日後には、待ちに待った稲刈りを迎える。
とはいえ、コンバインのキャタピラが唸りを上げるその日まで、気は抜けない。
一方の畑はというと、こちらは誤算の連続だ。
日照不足がてきめんに響き、8月末にまいたキュウリもカボチャも、どうにも育ちが悪い。そのうえ、バッタやコオロギがやけに元気で、大根、白菜など、ネットをかけているというのに葉が見るも無残な姿になっている。特に大根は、これでは先行きが暗い。
玉ねぎは当初、9月末の種まきを予定していた。だが、例年より10日早めて種をまくことにした。悪天候に振り回される前に、少しでも先手を打っておきたい。
そんな苦難のなかで、晩秋の収穫を待ついんげん豆だけは、すこぶる順調だ。ツルが勢いよく絡まり始めたため、本日はネットを張った。あの、噛むほどに甘みが広がる味を思い出すと、今から楽しみでならない。
年中畑に居座るネギも、除草、土寄せ、植え替えと、地味な手間が絶えない。今回からは新たに「下仁田ネギ」も仲間に加わり、無事に小さな芽を出してくれた。
田んぼは順調、畑は誤算続き。
自然が相手の農業に、予定表などあってないようなものだ。
だからこそ、今日もまた長靴を履いて畑に立つ。
季節の機嫌をうかがいながら、できることをひとつずつ積み重ねていく。