今日は愛しの兎レモンの命日だ。あの子が旅立ってから、ちょうど五か月になる。
九年間、ともに暮らした。妻も、娘も、息子も、そして私も、みんなレモンに夢中だった。あの小さな体が、いつも家族の中心にいた。
別れの悲しみは、覚悟していたはずなのに、その想像をはるかに超えていた。正直、つらかった。
それでも、時間は静かに流れていく。あれほど胸を締めつけていた悲しみも、少しずつ過去のものへと変わり始めている。それは少し寂しいけれど、それもまた生きていくということなのだろう。
けれど、九年という歳月の思い出だけは、色褪せることはない。レモンがくれた笑顔も、ぬくもりも、家族みんなで過ごした時間も、これから先ずっと私たちの心の中で生き続ける。ありがとう、レモン。九年間の夢物語。